200年前の石膏像を壊した観光客
7月末、イタリア北部ポッサーニョにある美術館を訪れていた観光客が、展示されていた200年前の石膏像に腰掛けて記念撮影をした際に壊してしまうという事件が発生した。
オーストリアから観光で訪れていたこの男性(50)は、イタリアの彫刻家アントニオ・カノーヴァが手がけた石膏像にもたれかかってポーズを決めていたのだが、その重さで像の足の指を破損してしまったようだ。
明らかに男性はこの像を壊してしまったことに気付いており、他の観光客らに悟られないように不可解な動きをしているのがわかるだろう。その後、この男性は何事もなかったかのように美術館を後にした。
現地警察によると、すでにこの男性の身元は特定されているとのことで、男性は愚かな行為をしてしまったと悔いているという。
今後、男性を告発するかどうか現在審議中だというが、美術品に触れたり、ましてや腰掛けるなんてもっての他である。当然のことながら、美術館には当時の歴史や文化を証明するような美術品が多く展示されており、美術館を訪れる際には責任ある行動が求められるとともに細心の注意を払うべきだろう。
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