すさまじい爆発で港に大穴が開く
連日報じられている、8月5日に発生したレバノン・ベイルートの港の爆発事故。
爆発後、衛星写真による恐ろしい光景が公開された。
その爆心地は、衝撃によって地面がえぐれてしまっている。
広範囲に広がった大穴には海水が流れ込んでおり、爆発の威力を物語っている。
半島の真ん中にある巨大な穀物貯蔵用サイロはまだ建っているが、半分以上が崩落。横にあった4つの施設は跡形もなく吹き飛び、画面下側の沿岸にあった建物も完全に破壊されてしまっている。
ミシェル・アウン大統領の発表によると、原因は倉庫に貯蔵していた2750トンの硝酸アンモニウムに引火したこと。
これは農業用の肥料や爆弾の原料だが、ずさんな状態で保管していたとして、情報相は管理に当たっていた湾岸職員を自宅監禁状態においているという。最高防衛会議において、責任者は「最大限の刑罰」を下す可能性があると明かしている。
イギリス・シェルフィード大学の専門家によると、爆発の威力は太平洋戦争で広島に落とされた原子爆弾の10分の1と推定しており、
8月7日時点で、死者は少なくとも135人、負傷者は4000人にも達しており、家を失った人は30万人にも上っている。現在も救命活動は続いており、死傷者はこれからも増えると見込まれている。
参照元:CNN、Youtube、Google Map
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