移民の家政婦さんが少女を守る
8月4日に中東レバノンの首都ベイルートで発生した爆発事故で、これまでに死者150人以上、そして負傷者は5000人以上にのぼると報告されている。
今なお行方不明者の捜索は続いており、今後さらに犠牲者の数は増えるとみられるが、爆発の起きた瞬間にアパートの一室で撮影されたこんな動画が話題をよんでいるようだ。
Migrant worker grabs toddler and saves her from shattered glass and windows as the second big explosion erupted in Beirut earlier today. She did not even think. Migrant workers deserve better in #Lebanon – this woman is a hero. pic.twitter.com/BKnEUl7D7J
— Luna Safwan – لونا صفوان (@LunaSafwan) August 4, 2020
事故のあった日、こちらのアパートで掃除機をかけていたのは移民としてレバノンにやってきた家政婦の女性だ。彼女は掃除機をかけながら少女の世話をしていたとみられるが、咄嗟の判断で爆発の瞬間に窓際にいた少女のもとへ駆け寄り、抱きかかえて安全な場所へ避難したのである。
移民労働者の女性を讃える
この動画をTwiterに投稿したのは、ベイルートでジャーナリストとして活躍するルナ・サフワンさん。彼女はこう綴っている。
今日2度目の爆発時に移民労働者の女性が粉々に割れた窓ガラスから女児を救いました。移民労働者はレバノンでもっと良く扱われるべきです。彼女は英雄です。
The Beirut port – post apocalypse ..
The loses are too many; human souls, innocent people and workers and passers by died.
Economic losses; this places #Lebanon at a new juncture, its main port is gone, destroyed.
(Last 2 pics by @hasanshaaban) pic.twitter.com/Ya1PYJ0Xu0
— Luna Safwan – لونا صفوان (@LunaSafwan) August 4, 2020
サフワンさんのTwitterには現地の様子が頻繁に更新されており、事故当時の様子や爆発後の悲惨な街並みなどを知ることができる。
今、世界各国が続々と医療物資を送るなどの支援策を打ち出しているが、早急な救助活動が求められるとともに被災した人々のために何ができるのか、こんな時だからこそ手を差し伸べ助けあっていきたいものだ。
参照元:Twitter