3歳女児が空に舞い上がる
8月30日午後、台湾・台北の南西に位置する町、新竹市の新竹漁港周辺開催されていた『新竹市国際カイトフェスティバル』でとんでもない事故が起きてしまった。
長さ24メートルの大型凧を飛ばすために多くのスタッフが入念な準備をしているのが見て取れるが、凧が上がった瞬間、吹き流し部分が3歳女児の首に絡まってしまい女児はそのまま上空30メートルの高さまで舞い上がってしまうのだ。
奇跡的にもかすり傷、心のケアを
多くの観客が息を呑んで見守るなか、約30秒ものあいだ空を舞った女児の恐怖心ははかりしれないだろう。命を落としていてもおかしくない事故だったにもかかわらず、周囲の人たちが凧が降下したところで女児を受け止めることに成功し、奇跡的にもかすり傷を負っただけですんだという。
新竹市長はFacebookで女児が検査のため病院に搬送されたこと、また事故が起きたことを謝罪し今後の再発防止に努めると述べている。
イベント当日はかなりの強風が予測されており、来場者らには注意が呼びかけられていたという。女児が絡まった凧にはパンダの人形が取り付けられておりその中には子供たちにばら撒かれる予定だったキャンディーが詰まっていた。それを楽しみにしていた子供たちが現場には多くいたようだが、女児はもちろんのことながらこの事故を目の当たりにした子供たちの心のケアをしてあげてほしいものだ。
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