命を預かっている自覚なし!
南アフリカの貧しい地域は、全体的に命が軽い印象が拭えないだろう。今回紹介する動画は、おなじみのスクールバスの光景であるが・・・その運転席が衝撃的な様相を見せていた。
Moshoeshoe Agriculture high school learner in Matatiele had to take the wheel of a bus ferrying learners because the driver was drunk. He continued to drink as she drivers. pic.twitter.com/zVW0hgmvJd
— K U L A N I (@kulanicool) October 21, 2020
この動画が撮影されたのは、東ケープ州にある高校が運営するスクールバス。
運転席に座っているのは、なんと制服を着た女子生徒。これだけでも許しがたいことではあるが、さらに驚くべきことに、隣では運転手が酒を飲みながら立っているではないか。
映像は乗っていた学生が撮影し、SNS上で拡散。国内外で大きく話題になると、10月16日にオリジナルの動画は削除されたが、多くのユーザーに転載され問題になった。
東ケープ州教育省は市民や学生から報告を受け、この出来事を強く問題視し、「バスで通学していた全ての学生の命は危険にさらされており、このようなことは2度と起こってはならない。」とコメントし、該当の運転手は停職処分にした。
一方で、東ケープ州運輸省のスポークスマンは、運転手が飲酒していた場面を見てはいないため、罪には当たらないとしている。一方で、「カメラでその場面を捉えた学生には感謝しています。問題を調査し、過去の事故歴などを遡って調べます。」と明かしていた。
また、同州の教育界では別の不祥事も相次ぎ、地元マウント・フレッチャーの学校で校長を務める男が、性犯罪で逮捕されていた。こちらも現在調査が行われているが、法的な罰則が与えられた報告がないという。
教育省は、「いずれの事件も職務怠慢であり、法律を無視した悪質な行動」であると非難している。