むむ!暗室で何かを栽培している…怪しい!
隣の家が、押入れなどで暗室を作ってコソコソ何かを栽培している・・・となると、大麻を栽培しているのでは!?と考える人が多いだろう。
今回紹介するニュースでは、オランダ・リンブルフ州のとある民家に、大麻栽培の容疑がかけられた。発端となったのは、11月9日に地元警察へ寄せられた匿名の通報だ。
警察が該当の民家に向かったところ、地下室の外壁から怪しい塩ビパイプが伸びているのを発見。ここから警官は「大麻農場に違いない」と考え、家に入ることを求めたところ、なぜか住民の男性は快く招き入れてくれたそう。
その理由は・・・なんと栽培していたのはコレだったから。
Opmerkelijke vondst politie: geen wietplantage, maar witlof https://t.co/gjtyNkqyWx
— NOS (@NOS) November 10, 2020
チコリーである。
チコリーはヨーロッパから中央アジアまで広く親しまれているレタスの仲間。手のひらほどの大きさでコロンとした見た目をしており、強めの苦味とみずみずしい食感が特徴で、サラダやソテーにして食べられる。
そんなチコリーを育てる時のポイントは、日に当てないこと。さらに、湿気をよけて風通しの良い場所で育てることで、柔らかく苦味の少ない食感をキープできるのである。
このように、生育環境が似通っていたのも勘違いの原因かもしれない。警察はフェイスブックにて、「変な感じだった」と投稿している。
結局、家主の男性はチコリーが大好物だっただけで、大麻の証拠となるものはなし。他にも疑わしいものは発見されなかったという。
参照元:Dutch Review、Twitter