【村はファッキンじゃない!】オーストリアのFUCKING村が悪質行為に苦慮しついに名称変更

カルチャー

悪質行為で世界の珍名村の一つが消える・・・

みなさんは学生の頃、地理の授業でバヌアツの「エロマンガ島」を探してみたことが、一度はあるだろう。このような珍地名は、世界中に数多く存在しているという。

その中でも、海外でも有名なのがオーストリア・オーバーエスターライヒ州にあるFucking村

読み方はドイツ語読みでフッキングだが、英語圏の人からしたら卑猥な文字以外に読むことはできない。こうしたことから、世界中から村標識を一目見ようと観光客が多く訪れていたという。

ところが、この村名がついに改名されることになったという。

この村名の由来は、6世紀に現れたFocko(フォッコ)という人物の名前が元となっており、古ゲルマン語において「〜の一族」を表す「〜ing」をつけたものとされている。

ちなみに、訪れる観光客の多くはイギリス人。有名になったのは第二次世界大戦中で、英米の兵士がこの村の近くに駐屯しており、帰国したイギリス兵によってこの地名が広まったためとされている。また、その広まりはインターネットによって拍車がかかったようだ。

この集落はわずか住民は100名だが、この名前のおかげで観光客に恵まれてきたそう。一方でそれ以上に、看板の盗難や、住民を勝手に撮るなどの悪質行為が続出していたという。

対応に苦慮したフッキング村議会は、なんと2021年1月1日より、村名をフッギング(Fugging)に変更することを決定。地元住民はかねてから名称変更を求めており、念願とも言える決定となった。

しかし、一部のネット民からは残念がる声が上がっており、「私たちはこれからも使う」と宣言している活動家もいるという。

オゲレツな名前とはいえ、住んでいるのはいたって普通の村人。「誰のせいで名前を変えたとおもってんだ!」という村議会の悲鳴がきこえてくるようだ。

 

参照元:DWWikipediaFacebook

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