煙だらけになろうとも・・・もう一口食べたい!
12月5日の深夜2時ごろ。台湾・太中市内にあるステーキレストランにて火災が発生。店内には火の手が回り危機的状況の中、ある男性客が、なぜかギリギリまで食べていたという。
こちらの映像は、その時に店内にいた男性客の友人が捉えたもの。煙が充満しており非常に危ない状況にも関わらず、黙々と食べ続けている客がいたのである。
友人らは「もう食うな!出るぞ!」と笑っているが、店側からしたら気が気ではない。この動画を撮影した直後に店員が声をかけたというが、「もう一口食べてから!」と手を止めなかったそうだ。
その後、台湾のメディア「TVBS」によると、こちらの男性は黄さんという会社員の男性であると判明。彼はこの日、同僚と一緒にステーキディナーに来ていたという。
1日働いてお腹がぺこぺこだったそんな時、突然店内には火災警報が響き渡ったという。ステーキがやっと来たタイミングだったというのに、席を離れなければならなくなってしまった。しかし、目の前で香るステーキの香りに耐えきれず、そのままギリギリまで食べ続けていたのだ。
火元となったのは配電盤で、店員が消火器で消し止めようとしたというが火の手は店全体に。消防が呼ばれるとすぐさま消火が行われたが、一階部分は全焼してしまったという。店内には10名ほどの客がいたというが、幸いにも怪我人はいなかったと。
ちなみに黄さんはというと、同僚と近くで営業していたラーメン屋で夕飯を食べたとのこと。「ようやく安心してご飯がたべられる」と笑顔で語っていたそうだ。
参照元:Line today、Youtube