一枚の手紙ですべてを許す!
家で育てている植物を盗まれると、ほとんどの人が腹立たしい気分になることだろう。
だが、今回のケースは特別。盗んだ人にはのっぴきならない理由があったようで、盗まれた女性はついつい許してしまったようだ。
Woman shares note from neighbour who stole her flowers – and is praised for her replyhttps://t.co/9rX3g9DMsJ pic.twitter.com/8dCCjb0pxc
— Daily Mirror (@DailyMirror) January 1, 2021
今回、花を盗まれてしまったのは、オーストラリア・シドニーにお住いの匿名の女性。地元サザーランドシャイアのFacebookコミュニティに投稿されたエピソードである。
12月下旬、彼女は家の庭からお花を切られて持って行かれてしまったというが、そこに、一枚の手紙が残されていたという。
手に取ると、そこにはこのようなメッセージが綴られていたという。
「こんにちは、ご近所さん。
私は角の家に住んでおり、私の孫娘が明日結婚式を迎えます。
残念ながら花屋はしまっており、欲しい花を手に入れられませんでした。紫陽花を3つほどいただければと思い尋ねましたが、留守でした。
あなたが気になさならないことを願っていますが、あなたの素敵な植物から、3つほど小さいお花をいただきました。(チョコレートをかわりにおいてあります。)
あなたは命の恩人です。明日の結婚式をさらに特別な日にしてくれるでしょう。
ありがとうございました。」
コロナウイルスの影響で花屋さんも休業してしまっていたのだろう。孫娘への愛情を感じるメッセージである。
普通なら怒ってしまう人も多いだろうが、女性は親切にも「あなたがお花を持っていけて嬉しいです。お好きな方は是非いらしてください。テーブルデコレーションなどに必要な時は、好きなだけ持って行って。」とコメントしていた。
この心温まるご近所さん同士の交流に、多くの人が投稿に反応。「とても美しい!これを読んで非常に感動しました。すばらしい隣人だ。」といった声が寄せられていた。
孤独に陥りがちな昨今だが、これを機に、二人の交流はより深まることだろう。