路上で吠え続けている犬についていくと・・・
クリスマスイブのフィリピンから、赤ちゃんを助けようとする心優しい犬のエピソードが飛び出してきた。
現場となったのはセブ島シボンガの町。ここをオートバイで走っていた地元の36歳の男性が、執拗に吠えてくる野良犬が気になり、路上でバイクを止めたという。
野良犬はどこかに案内しようとしていたようで、男性は追いかけたところ、そこにはなんとタオルに包まれた赤ちゃんが。
赤ちゃんは男の子で、へその緒と胎盤が付いたまま、ゴミ捨て場の近くの芝生の上に放置されていたという。
男性が通報すると、治療のために近くの病院に搬送された。幸いにも、赤ちゃんは元気で命に別状はなかった。警察は赤ちゃんが捨てられたと考え、12月27日の発表で、母親の特定を急いでいると明かしている。
赤ちゃんは現在、シボンガのソーシャルワーカーに保護され、また野良犬も、地元の動物シェルターに身を寄せたという。
大手柄をあげたこちらの野良犬。実は飼い犬だったことが、のちの調べで判明した。
犬を保護していた「Hope for strays」の管理者によると、彼は赤ちゃんが見つかったゴミ捨て場のオーナーが飼育している犬の一匹で、名前は「ブラッキー」という子だったという。
9匹でゴミ捨て場に放し飼いにされており、他の犬と共に番犬として役割をなしていたことが明らかになった。
今回の赤ちゃんの救出で、ブラッキーはいい子であるだけではなく、職務をしっかり遂行する信頼できる犬であることがはっきりしただろう。
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