食べかけのソーセージが事件解明の糸口に!!
長年にわたり捜査官を悩ませていた未解決事件のヒントが、現場に残されていた意外なものにあった!・・・なんてネタは、今時刑事ドラマでもなかなかない陳腐なストーリーである。
そんな出来事が、今回ドイツから報じられた。
#Gevelsberg: Die Wurst bringts ans Licht – Albaner lässt 2012 bei einem Einbruch ein Stück angebissene #Wurst zurück. Die so gewonnene DNA-Spur führt die Ermittler jetzt nach Frankreich, wo der Ganove als Gewalttäter in die Datenbank eingepflegt wurde https://t.co/V9KtqfRqXl
— Einzelfallinfos (@Einzelfallinfos) March 10, 2021
3月9日、ドイツ西部ノルトライン・ヴェストファーレン州の警察が、9年前に発生した未解決事件が解明されたことをプレスリリースで発表した。
その決め手となったのは、なんと現場に残されていた食べかけのソーセージだった。
未解決だったのは、2012年にドイツの街シュヴェルムで発生した強盗事件。現場には歯型のついたソーセージのみが残されており、採取された唾液からDNA情報を検出したものの、当時は国際的なDNAデータベースで照合するも誰とも一致しなかったという事件だ。
以降、有力な手がかりはなく、事件は未解決のまま時効を迎えた。
そんな中、今年3月にフランスで別の暴力犯罪が発生し、30歳のアルバニア人の男が現地当局に逮捕された。彼のDNA情報が、なんとソーセージに残っていたDNA情報と一致したのである。
シュヴェルムの警察は、彼が2012年の事件に関与した可能性が高いと考えている。だが、すでに事件は時効を迎えているために、ドイツに容疑者が引き渡される可能性は低い。現在、男はフランス国内に拘留されているとのことである。