スクワットを300回やらされた男性が死亡
新型コロナウイルスの感染者が増え続けている東南アジア各国では、厳しいコロナ対策規則が適用されている。中でも特徴的な点は、スクワットや腕立て伏せなどの体罰が含まれていること。
今回取り上げるフィリピンにおいては、地元警察が罰としてスクワットを命じているというが、このせいで死者がでてしまったという。
Philippines Man Dies After Doing 300 Squats
A man in the Philippines died after reportedly doing 300 squats as punishment for violating a local COVID-19 curfew
NowThisさんの投稿 2021年4月6日火曜日
亡くなってしまったのは、フィリピン・ルソン島在住のダレン・マナオグ・ペニャレドンドさん(28)。4月1日、コロナ対策法に違反したとして、警察から300回ものスクワットをするよう命じられた。
その日は苦痛にあえぎながらも300回やりぬいたというが、なんとその翌日、ダレンさんは自宅で発作を起こし病院で死亡。死因は脳卒中と、心血管性高血圧と診断された。
これは普段やり慣れない過剰なスクワットが原因と推測されている。
スクワットを強制した当局者は「300回やりおわった。膝と太ももの痛みを訴えていたが、大したものではないと捉えていた。」と弁明していたほか、地元警察署長は、スクワットの強制はしていないと否認している。
今年に入りフィリピンでは、コロナウイルスの患者数が1日あたり9000人以上と急増しており、医療崩壊の危機に瀕している。ルソン島はその厳しい封鎖措置が取られている地域の一つであった。
封鎖は昨年3月から始まっていると言うものの効果を示しておらず、すでに81万人が感染し、1万4000人が死亡している。東南アジアでも最も大きな被害が広がっている。
一方で、米「ヒューマンライツ・ウォッチ」によると、あまりに厳しすぎる規則によって、多くの人々が逮捕されていることが指摘されている。例えば、飲料水を買いに行くために外出した男性が逮捕されたり、カップルがデートをしたために市当局者にスクワットを強制させられたりと、人権侵害の問題も相次いでいる。
コロナによる死者を出さないための施策だと言うのに、これでは本末転倒である。
参照元:Telegraph、