ハッピーさん、アンラッキーに遭遇
アメリカ・ノースカロライナ州郊外の住宅地で、野生のボブキャットが女性に襲いかかるという事件が起きた。
たまたま居合わせた夫が投げ飛ばしたことでことなきを得たというが、後にそのボブキャットは狂犬病であったことが発覚。
一歩間違えれば悲劇になりかねない出来事だったが、皮肉にも夫のニックネームが、ハッピーであったという点も大きく注目を浴びた。
This was a wild 46 seconds pic.twitter.com/jIHQg0G4qU
— Sada (@Evi3Zamora) April 15, 2021
この出来事を捉えたのは、夫妻の自宅玄関についていた監視カメラ。当時、夫妻は出かけるために車に乗ろうとしており、隣人に挨拶したりと、穏やかな朝を迎えていた。
ところが、突然妻が大きな悲鳴をあげた。なんと、彼女の背中に、野生のボブキャットが襲いかかったのである。
妻は自分の命も顧みず、「大変!逃げて!ハッピー!逃げて!」と夫に逃げるよう呼びかける。この声で、SNSの人々は夫の名前がハッピーさんであることにも驚いたという。
だが夫は逃げることなく、妻の方へ。ボブキャットを引き剥がし、力強く庭へ投げ飛ばした。ボブキャットはそのまま走り去っていったという。
ナショナルジオグラフィックによると、野生のボブキャットは夜行性かつおとなしい性格をしており、人間の前に現れることは滅多にない。
後にこのボブキャットは捕らえられ調べたところ、狂犬病だったことが明らかになった。狂犬病は非常に高い致死率となっており、世界各国で死者を出している危険な感染症だ。
現在女性は回復しており命に別状はないというが、万が一裂傷などから感染した場合、命の危険にさらされていたかもしれない。
妻が無事に帰ってこれたのは不幸中の幸いである。夫のハッピーさんは名前負けしていないようだ。