誤ってワクチンを盗んだインドの泥棒!?
新型コロナウイルスの深刻な感染拡大が心配されるインド。一縷の望みがワクチンにかけられている中、ハリヤーナ州にある市民病院から、なんと1700回分のコロナワクチンが何者かに盗まれてしまったという。
だが、事態は予想外の結末に終わったという。
Haryana: 1710 doses of #COVID19 vaccine, including 1270 of Covishield & 440 of Covaxin, stolen from PPC centre at Civil Hospital in Jind, files stolen too. Centre's incharge says, "I'll also check our main store that keeps supply for entire district. I'll also inform officials." pic.twitter.com/QqAZqa23CM
— ANI (@ANI) April 22, 2021
盗まれたのは、ハリヤーナ州ジンドにある市民病院。4月21日(水)の夜、1270回分のアストラゼネカ製ワクチンと、440回分のインド・Bharat社製のワクチンが入った箱を紛失したことが明らかになった。
すぐさま警察に届け出を行い捜索が始まったというが、その日のうちに見つからず、何者かに盗まれたのではないかと推測されていた。
ところが翌日の朝、地元警察署付近にあるカフェに、「スタッフ用の食料品が入ってる」と称して、身元不明の男性がバッグを置いていったという。不審に思った警察官が開けると、なんとワクチンと手紙が入っていたのである。
その内容は、「申し訳ありませんでした。このバッグにコロナウイルスワクチンが入っているとは思いませんでした。」というものだった。
地元メディア「トリビューン」の報告によると、病院には貴金属類やパソコンなどもあったというが手をつけられておらず、被害はないとのことだった。現在、警察は捜査を打ち切っており逮捕する予定はないという。