雨漏りかと思いきや血液だった
今月12日午前4時頃、米テキサス州エル・パソに住むアナ・カルデナスさんは「ポトポトポト…」と奇妙な音で目が覚めたという。
そして、それはベッドで寝ていたカルデナスさんの顔にも落ちてきたため、雨漏りでもしているのかと思い寝室の電気をつけたところ、そこには身の毛もよだつような光景が広がっていたのだ。
まるで殺人現場かのように、寝室のベッドや壁が真っ赤に染まっていたのである。そして、それが本当の血だとわかったとき、カルデナスさんの心情は想像を絶するものだったに違いない。
上階の住人の遺体から流れ出た血液
すぐさま管理業者に連絡をし駆けつけてもらったところ、天井に取り付けてあったシーリングファンに大量の血が浸透していることがわかった。そしてそこに溜まった血が、回転していたファンによって部屋中に撒き散らされていたのである。
さらに、その血の主は上階の住人だったというのだから震えが止まらない。
救急隊が上階の部屋へ行くと、そこで自然死したとみられる男性の遺体が発見された。死後5、6日ほど経過して腐敗がすすんでおり、そこから血液が流れ出ていたようだ。遺体はカルデナスさん宅のシーリングファンの真上にあったといい、絨毯は敷いてあったものの遺体から出た血液はそのまま階下へと浸透してしまったため、今回階下に住むカルデナスさんの部屋に被害が及んでしまったのだろう。
当然ながら、カルデナスさんは数日間のホテル滞在を余儀なくされたが、大きなトラウマが残ってしまった。こんな事件があった後で住み続けることはできないとアパートを引き払うつもりだというが、管理業者からの保証があるのか気になるところだ。
参照元:New York Post