バス停で11歳少女を拉致しようとした男
5月18日朝、米フロリダ州ペンサコーラで誘拐未遂事件が発生し、その様子を捉えていた監視カメラが公開された。
バス停でスクールバスを待っていたのは11歳の少女である。そこへ通りかかった白いSUV車が路上に停車したかと思うと、中から男が降りてきた。そして、少女のもとへ駆け寄り無理やり抱きかかえると、そのまま車に連れ込み拉致しようとしたのだ。
だが、少女は必死で抵抗。男の手を振り払い懸命に暴れると、男はあきらめたのか車へと戻って行ったのだ。
以前から少女をターゲットにしていた?
この事件から1日も経たないうちに、エスカンビア郡保安官事務局は車のナンバーから犯人をわりだし、ジャレド・スタンガ容疑者(30)を児童誘拐未遂や暴行などの疑いで逮捕した。また、事件当時、少女が遊んでいたスライムが容疑者の腕についており、それが決め手となったようだ。容疑者はナイフを所持していたことも明らかとなり、少女が無傷ですんだのは奇跡的だとも言えるだろう。
実は、この男は2週間ほど前にこのバス停で少女に接触を試みていたといい、心配した母親はそれ以降毎日少女に付き添っていたという。そして、この日は付き添いをしなかった初めての日で、男は遠くから様子をうかがい、少女が一人になるタイミングを見計らっていた可能性がある。
この恐ろしい出来事は少女のトラウマとなってしまったが、現在両親とともに乗り越えようとしているとのことだ。動画には「お願いだから自分の子供に目が届く場所にいて」「犯人をできる限り塀の中にいれてほしい」「怖かったわよね、無事でよかった」「常に監視するなんて到底無理、ではどうしたらいいの?」と、特に子供を持つ親から子供たちを取り巻く環境の安全性に懸念を抱く声が上がっている。