愛犬の治療費のために宝物を売る少年
先月、米バージニア州レバノンに住む8歳の少年ブライソン・クリーマン君が大きな看板を掲げ、ポケモンカードを売る姿がSNSで広く拡散された。
実は、5月初旬にブライソン君の愛犬ブルースが致死率の高い犬パルボウイルスにかかり、その治療費を稼ぐために自分の宝物であるカードを売る決断をしたというのだ。
当初、母親のキンバリーさんはこのことを全く知らなかったようで近所の人から写真を見せられて驚いたという。そして、自身でもクラウドファウンディングを立ち上げブルースの治療費を募ったところ、目標金額であった800ドル(約8万7千円)をはるかに超える約13,500ドル(約147万円)が集まったのである。
ポケモン社から粋なプレゼントが届く
さらには、ブライソン君のことを知ったワシントンにあるポケモン・カンパニー・インターナショナルが、感謝の手紙とともに店頭では入手困難なレアカードなどのコレクションをプレゼントしたのだ。「彼が愛犬のために売った大切なコレクションを少しでも補充できればと思って送らせてもらいました」というポケモン社の粋な計らいには、世界中から称賛の声が上がっている。
現在ブルースはかかりつけの動物病院で治療中で経過は良好のようだ。集まった寄付金の残りは地元の病気の犬の治療費に使われるとのことだが、愛犬を助けたいという少年のおもいから善意の輪が広がるというニュースにあたたかい気持ちになった人は多いことだろう。
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