子供たちの目の前で飼育員がワニに噛まれる
8月14日、米ユタ州ソルトレイク郡ウエストバレーシティにある爬虫類施設『Scales and Tails Utah』で予期せぬアクシデントが発生した。
この日、誕生日パーティーのイベントで同施設を訪れていた子供たちとその親御さん。施設の人気者である大きなワニ”ダース・ゲイター”に興味津々の子供たちが集まっている前で、女性飼育員のリンジー・ブルさん(31)が近づいてきたダースに下がるように指示をすると、突然左手を噛まれ水中に引きずり込まれてしまったのだ。
ダースの噛む力が強くなり、このままでは危険だと感じたリンジーさんは、咄嗟に自分の足をダースの体に巻きつけ同じ動きができるように試みた。そうしなければ、自分の動きとダースの動きに差が出てしまったときに左腕がちぎれてしまう危険があったという。
来園者の男性により無事救助される
その様子をそばでみていた父親の一人ドニー・ワイズマンさんはすぐさま係員に大声で助けを求め、それと同時にリンジーさんを助けようと自ら水の中へ入りダースの背中を抑えた。こんな状況にもかかわらず、リンジーさんは決して取り乱すことなく終始落ち着いた様子で、いつものようにダースに話しかけていたというのだから驚きだ。長年の訓練の賜物なのだろうが、そんなリンジーさんの態度にドニーさんも助けられパニックにならずにすんだという。
その後、無事リンジーさんを救助し、ドニーさんも水中から上がってきたが、二人はかすり傷を負ったものの大事には至らなかったようだ。
リンジーさんは、動物と接するうえで今回のようなことは起こりうるとし、今後も彼女とダースの関係はこれまで通り変わらないと話しているとのことだ。目の前で起きた衝撃的なアクシデントに恐怖を感じた子も少なくはないだろう。だが、それと同時に動物の生態について学びを得たことも事実かもしれない。
参照元:YouTube