ホームから男性が線路に転落
今月18日、米ニューヨーク・ブロンクスにある地下鉄で男性が突然意識を失い、線路に転落してしまうという事故が発生した。
幸運にも近くを巡回していた警察官らが現場に駆けつけ、警察官の一人は自ら線路に降りて男性のもとへ行った。他の警察官らは電車を止めるために駅員らへ報告に行ったのだが、意識を失った男性を警察官一人で抱えることができず悪戦苦闘していると、すぐさま一般市民の男性が線路へ降りてきて警察官へ手を貸した。
こちらがそのときの模様である。
二人の素早い行動のおかげで、ホームに入ってくる電車との接触も免れ、男性は無事救助されたのだ。
警察と市民の連携により無事救助
救助されたのはジェシー・ブランチさん(60)で、彼はのちのインタビューでこう話している。
あの日友人に会いに行く予定でホームの壁にもたれかかっていたところまでは覚えています。その後の記憶は病院に運ばれた後でした。線路へ転落した衝撃で肋骨数本と左腕を骨折しておりまだ退院の目処は立っていませんが、今回私を救助してくれた警察官と市民のみなさんには感謝しています。
ジェシーさんが救助される際にはホームで市民らが電車へ向かって手を振ったりスマホのライトをかざしたりしているのがわかるだろう。警察官と市民の連携のおかげで、電車もスピードを緩めジェシーさんが救助されたのを確認してからホームにはいってきたようだ。
いざ、このような場面に出くわしてしまうと自分に何ができるのかパニックになってしまうかもしれない。だが、今回のケースでは一人ひとりが冷静に落ち着いて行動したことによって結果的に一人の命が救われたのだろう。