ふれあい動物園でヘビが噛み付く
海外の観光地などで、大きなヘビを恐る恐る肩に乗せて記念撮影をしたことがある方も多いのではないだろうか。飼育員がそばにいるから大丈夫だと考えてしまいがちだが、このたびロシアでこんなハプニングが発生したという。
8月下旬、ロシアにある『バタフライパーク』のふれあい動物園を訪れていた5歳のヴィクトリアちゃんは、小さなヘビを肩に乗せカメラの方にちょっぴりこわばった笑顔を見せている。
しかし、次の瞬間、そのヘビがヴィクトリアちゃんの顔に噛み付いたのである。
複数の原因が考えられる
このヘビが人体に危険を与える心配はないとのことだが、念の為ヴィクトリアちゃんは病院で検査をし治療を受けることとなった。父親のウラジミールさんによると、飼育員はこれまでヘビは人を噛んだことはないと言っていたとのことだが、まさかの出来事に驚いたことだろう。
爬虫類専門家であるエカテリーナ・ウヴァロヴァさんによると、ヘビは非常に嗅覚に優れており、ヴィクトリアちゃんがヘビと触れ合う前に、鶏肉の晩ごはんを食べていたこと、そしてヒヨコを触っていたことなども原因として考えられている。また、ふれあい動物園で飼育されている動物らは、日頃からストレスを抱えているため、それも原因の一つだろうと述べ、動物のことを考えたうえでふれあい動物園の禁止を求めた。
現時点でパーク側はコメントを発表していないが、ヴィクトリアちゃんの感じた恐怖ははかりしれないだろう。今後、子供たち、そして動物にとっても、安全でよりよい環境のなかで触れ合うことができるような、そんな施設づくりを検討していく必要があるのかもしれない。
参照元:YouTube、New York Post