と畜場に連れて行かれる前に逃走を図る
今回ご紹介する牛は、家畜を殺して解体し食肉に加工する施設である『と畜場』へ連れて行かれることを悟ってしまったのだろうか。それを回避するべく牧場から逃走を図ろうとしたようだが、その逃亡劇の様子が話題となっている。
ブラジルのノヴァ・グラナダで牧場を営むカルロス・ミゲル・セランテさんによると、11月6日にこの牧場から2歳の去勢牛が逃げ出し、隣接する『インダイア・クラブ・デ・カンポ』に向かったと言う。そして、牛はプールのウォータースライダーの頂上へ上り詰め、なんとそのスライダーを滑ってしまったのである。
何度か躊躇しながらも少しずつ滑り落ちていく様子が動画にはおさめられているのだが、スライダーの途中でストップしてしまったその牛は、ロープをつけられて安全に下まで降ろされたという。滑り落ちる際に怪我を負わなかったか心配されたが、元気な様子だったとのことでなによりだ。
人気者となりと畜場行きを回避
この逃亡劇を繰り広げた牛が、その後どうなったのか気になるところだろう。
メディアに取り上げられ有名になったこの牛は、と畜場に連れて行かれることはなく牧場でペットとして飼われているとのこと。多くの人が虐殺を免れたこの牛見たさに訪れているとのことで、ポルトガル語で滑り台を意味する『トボガ』と名付けられ、人気者となっているようだ。
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