高音を熱唱して気胸に…
コロナ禍で行く機会は減ったものの、カラオケが好きだという人は多いのではないだろうか。大人数で盛り上がったり、一人でストレスを発散したりと楽しみ方は人それぞれだが、このほど中国でこのカラオケが原因で肺に損傷を負ってしまった男性がいるというのだ。
中国・湖南省長沙市で友人の誕生日パーティーに参加していたというこの男性(25)は、リクエストに答えキーが高いことで有名な曲を歌うこととなった。高音部分を熱唱した男性は、その後胸部に痛みを感じたものの特に気にかけていなかったというが、翌日には呼吸するのが苦しいほどの痛みに襲われたため家族が病院に連れていった。
Man Suffers Collapsed Lung by Singing His Heart Out During Karaoke https://t.co/UTdKQrsXgl #karaoke #pneumothorax #collapsedlung #weirdnews #China pic.twitter.com/6nK2dLIT4g
— Spooky (@OddityCentral) December 3, 2021
そしてレントゲンの結果、男性は医師から肺気胸と診断をされたという。
気胸とは、肺に穴があいて肺から空気が漏れ、タイヤのパンクしたかのように肺がしぼむために、胸痛などが生じるもので、どうやら高音を出す際に右肺を傷つけてしまったようだ。その後、手術から回復した男性は無事退院したとのこと。
今回はカラオケが原因で気胸を発症してしまったが、数年前には朝のストレッチ体操中に自然気胸となった人も報告されている。痛みなどの症状がなく胸部レントゲンで発覚するケースもあるというが、この男性もまさかカラオケで喉ではなく肺を傷つけてしまうなんて思いもしなかったことだろう。