コンビニのロングセラー商品に”ブリトー“がある。wikipediaによるとコンビニでの発売開始は1983年、ちょっと地味ではあるが長年愛されている食品の一つである。ちなみに筆者はハムとチーズのやつが好きである。
そんな地味な存在であるブリトーが現在あらぬ方面で話題となっているようだ。
英紙メトロが伝えるところによると、「ブリトーは金正日が発明した!」と北朝鮮では主張されているというのである。下記動画をご覧いただきたい。
動画には美味しそうにブリトーらしき食品をパクつく北朝鮮の人々やブリトー工場を訪問した金正日の壁画などが写っている。
この食品は現最高指導者の金正恩の父、金正日によって2011年に考案されたと北朝鮮の日刊機関紙”労働新聞”が報じているそうだ。
この件について、北朝鮮のエリート家系生まれで2014年に国外へ逃亡したイ・ヒョンスン氏は、
「お金があっても、ブリトーを食べる場所などはありません。そもそも1990年代には、パンやバターを食べる人は社会主義の裏切り者として批判されていた。」
「北朝鮮でブリトーが売られているのなんて見たことがない」と語っている。
動画を見るにこの食品はケバブ肉とキャベツ、ニンジンなどをクレープ状の皮で包んでいるようで、ブリトーに魔改造を施した食品のようである。
本件について本場メキシコ政府からどんな見解がでるのか出ないのか、現時点では全く不明である。
名物によくある”本家元祖争い”のような不毛な状況とならないことを祈りたいものである。
なお、北朝鮮では食糧不足が依然として重大な問題であり、金正恩自身が昨年6月にその状況を認めている。