スポブラ広告なのに女性25人の胸
たとえばあなたの会社で開発されたスポーツブラをSNSで宣伝をするとき、当然ながらその商品の画像や動画を用いて機能性やデザインをPRするのではないだろうか。
だが、このほど独アディダス社が新商品のスポブラの宣伝のためにTwitterに投稿をしたのだが、そこには商品は一切写っていない。そして、スポブラの代わりに女性25人の胸を投稿されていたというのだから話題となっている。
Adidas will soon debut a new sports bra line, but one of its ads doesn't show the bra at all. https://t.co/ESqmgNbvLK
— CNN (@CNN) February 10, 2022
公式Twitterのこちらの投稿には、様々な大きさや形をした胸がズラッと並び度肝を抜かれるような広告となっている。
一体なぜこのような広告を打ち出したのだろうか。
リアルな胸を通して多種多様な商品をPR
その理由はハッシュタグをご覧頂きたい。「#SupportIsEverything」と書かれているが、今回展開する商品は43種類あり、そのなかから自分の胸にあった商品を選ぶことができるということを意図しているという。
胸の大きさや形は十人十色ではあるものの、それに負けないのが新商品の多種多様なラインナップであり、誰もが自分の胸にジャストフィットするスポブラを見つけることができる。どんな胸でも包み込むことができるというそのメッセージを、商品ではなくリアルな胸を通して発信したのである。
この斬新な広告には「明らかに注目を集めるための宣伝だ」「胸よりも商品がみたい」「これは不適切」「大胆ですごい」などと賛否の声が寄せられることとなったが、SNSではかなり拡散されておりマーケティング戦略としては大成功というところだろう。
多様性が叫ばれる昨今ならではの広告だが、アディダスジャパンのTwitterではスポブラを着用した画像が使用されておりお国柄もあるようですね。