作業員らを乗せたゴンドラが制御不能に
高所恐怖症の人にとって、高層ビルの窓拭きをする作業員の方々の仕事は想像するだけで恐ろしいものだろう。もちろん、安全管理は徹底しているはずだろうが、このほど恐ろしい瞬間を捉えた映像が拡散されているのでご紹介しよう。
先月、マレーシアの首都クアラルンプールにある48階建ての高層ビル『TS Law Tower』で窓拭きをしていた作業員たちは、ゴンドラに乗りいつものように作業を淡々とこなす…はずだった。
だが、この日は強風が吹き荒れており、そのなかでの作業はいつも通りとはいかなかったようだ。
1. A window gondola with several construction workers onboard at the TS Law Tower was struck by strong winds, causing it to swing violently hundreds of feet above the ground.
According to The Vibes, no injuries were reported as they managed to climb off the platform to safety. pic.twitter.com/U7NLQ3BuvB
— BFM News (@NewsBFM) February 22, 2022
作業員らが乗ったゴンドラは大きく揺れ、ビルから大きく離れたかと思うと今度はビルに激突し制御不能状態になってしまう。
消防隊が救助に駆けつけた時には、作業員らはすでに自力でゴンドラから降りていたとのことだが、大きく揺られていたあいだ、生きた心地がしなかったことだろう。
動画が拡散されると「現場で働く人たちは最初に気象情報を確認することが最善」「マレーシアの気象は以前とは違うから気を付けないと」などとSNS上でコメントが寄せられたが、日本ならば会社の安全管理と責任が問われそうな出来事である。