「Cat Food, Dog food, 〇〇〇〇〇」と順番に書かれているスーパーマーケットの陳列看板が物議を呼ぶ。

カルチャー

オーストラリア・メルボルンにあるスーパーマーケット「コールズ」。ここで撮影された写真が、4月5日にアメリカのソーシャルメディアサイトへ投稿され、炎上している。その内容は・・

ネット上で公開された画像では、10番通路に取り付けられた看板に「Cat food, Dog food, Asian」=「キャットフード、ドッグフード、アジア食材」と書かれていることが確認できる。
アジアの食料品とペットフードを同列に陳列している、という訳だ。

人種差別的?それとも・・・

この画像はソーシャルメディア上で一部のユーザーの怒りを呼び、商品を一緒に並べたスーパーマーケットを「アジア人差別主義者」と呼ぶ声があり、スーパーマーケット側も対応に追われた。
しかしこの画像、よく見ると後列の9番通路は、「食器用洗剤」「掃除用具」「消臭剤」「米」と書かれている。10番通路と同様に奇妙な組み合わせである。

ある人はこうコメントする。

「在庫整理をしているだけでしょう。1週間もすればまた違うレイアウトになる。」
「意図的なものではない可能性が高い」
「なんにでも人種差別のカードを使うのは思い込み」
店舗が何らかのアップデートを行っていて、一時的に在庫を移動させる必要があったのではないかと店側を擁護する声も多い。

店側の対応は?

4月7日、ソーシャルメディアの反応に対して、「コールズ」側は素早く問題の看板を修正、まずはアジア系食料品だけの看板を作りキャットフードとドッグフードは同じ看板にまとめて表示するようにした。

コールズの広報担当者は問題の店舗内では「通路を分割し、それぞれの端に標識をつけて、お客様が移動しやすいようにした」と報道機関へ述べた。

「そのため、看板ではペットフードとアジアンフードが隣り合っているように見えますが、実際にはまったく別のコーナーにあります」とも。

アジア人の一人としては、あまりいい気分はしない話であるが、店側の対応も素早かった。事態は今後沈静化してゆくものと思われる。

参照元:DailymailTwitterNews.com.au

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ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

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