オムツフェチの父親に異例の判決
人にはそれぞれ様々な嗜好がある。それはたとえ個人の自由とはいえ、夫婦間や家族間の問題ともなれば話は違ってくるだろう。そんななか、オムツフェチの男性が我が子に会うことを裁判所より禁じられるというニュースが報じられたのでご紹介しよう。
法的な理由で匿名とされているこの男性は日頃から大人用オムツを愛用していたといい、元妻も離婚する前にはすでにそのことを知っていたという。だが、その行為は次第にエスカレートし、最終的には家の中でもその姿でウロウロするようになった。
そして2019年、男性が元妻のもとへ子供たちを迎えにきた際に、自分が着用していたオムツを部分的に露出させていたというのだ。
🔔 | A dad has been banned from seeing his kids because of his adult nappy fetish.
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— LADbible (@ladbible) May 9, 2022
これを見た元妻は子供たちへ及ぼす悪影響を考え法的措置をとることを決めた。そして2021年、オーストラリアの家庭裁判所は男性に子供たちへの面会を禁止する判決を下したのである。
判決を差別と主張し上訴
裁判所の判決に納得がいかなかった男性は、自分のフェティシズムが子供たちへ危険を及ぼすことはないと上訴したが、彼の主張は先月13日に棄却された。
ヒラリー・ハンナン裁判官は次のように述べている。
男性は自身の行動が地域社会とのつながりにどのような問題をもたらすかを全く理解していません。またそんな父親のフェティシズムが子供たちに晒されることも避けられません。
これに対し、男性は大人のオムツ愛好家たちとのつながりのために差別されたと主張しており、この決定はとても恐ろしいものだと反論している。また自分はそのようなマイノリティーをリスペクトしており、自分のこのフェティシズムも個人の空間で誰も傷つけることのない嗜好だと今回の高等裁判所での決定に対して上訴する方針だという。