悪夢にうなされた泥棒たち
このほどインドより一風変わったニュースが届いたのでご紹介しよう。
インド紙『The News Indian Express』が報じたところによると、5月9日、チトラクートのバラジ寺院から16もの偶像が盗まれたという。僧侶によると、300年の歴史を持つそれらの偶像のうち9体は合金、3体は銅、4体は黄銅でできており、純銀で飾りも施されてあったことなどから非常に価値のあるものだったようだ。
そして、警察がすぐさま捜査を開始したのだが、この事件はあっけなく幕を閉じることとなる。
Thieves returned over a dozen of idols worth crores of rupees in Uttar Pradesh's Chitrakoot out of fear after spending 'sleepless' nights with nightmares. @Namita_TNIE https://t.co/XteL6S2umq
— The New Indian Express (@NewIndianXpress) May 17, 2022
盗難事件が起きてから1週間も経たない今月15日、盗まれた16体のうち14体が僧侶が暮らす家に返却されたのだ。偶像が入っていた袋にはこんなご丁寧な手紙が残されていた。
偶像を盗んでからというもの悪夢にうなされて眠ることができなくなりました。お返しします。
悪いことをしたバチが当たったのだろうか。まるでカルマのような出来事が泥棒たちの身に起きていたのだ。
その後、警察は今回の事件に関与した男4人を逮捕したというが、残りの2体は一体どこにあるのかが気になるところである。