女性リポーターが少年をビンタした理由
今月9日、パキスタンで行われたイードアルアドハーの祝賀会について報道していた女性リポーター、マイラ・ハシュミさん(24)がその中継中に側にいた少年にビンタをする映像が拡散され物議を醸している。
当初、少年がハシュミさんを野次たとの報告書があがっていたが、後日ハシュミさんは自身のTwitterでその経緯を説明した。
そこにはウルドゥー語でこう書かれていたという。
یہ لڑکا انٹرویو کے دوران فیملی کو تنگ کر رہا تھا _جسکی وجہ سے فیملی پریشان ہوگئی تھی__میں نے پہلے پیار سے سمجھایا کے ایسا نہیں کرو مگر سمجھانے کے باوجود یہ لڑکا نہیں سمجھا اور زیادہ ہُلّڑ بازی کررہا تھا_ جس کے بعد مجھے زیب نہیں دیا کہ اسے اور موقع دیکر برداشت کیا جائے ؟ pic.twitter.com/4jmuSsInYg
— Maira Hashmi (@MairaHashmi7) July 11, 2022
私自身ではなく、私がインタビューをしていた家族が少年から嫌がらせを受けていました。家族は動揺していたので少年にやめるよう丁寧に頼みましたが彼は野次を続けました。少年の行動をやめさせるために私は平手打ちをしたのです。
ネット上には賛否の意見が寄せられる
ハシュミさんの今回の行動には「よくやった」「あなたの行動を支持します」と擁護する声もあれば「ビンタは不要だった」「プロフェッショナルではない」と批判的な声もあり、ネット上で賛否の声が上がっている。
また、今回の動画をハシュミさんが注目を集めるために利用した、いわゆる宣伝動画だと疑う声も上がっており、その理由として少年が家族を野次ているシーンを省いていることなどを挙げているようだ。
リポーターとして働くハシュミさんの言い分がすべてだとするならば、家族が動揺するほどの野次を飛ばした少年の言動は公開されるべきではないという判断をしたのかもしれない。双方ともに行き過ぎた行為はあったのかもしれないが、明確な経緯を知らない第三者たちが切り取られた映像だけを見てコメントすることこそ行き過ぎた行為なのではないだろうか。