7月11日深夜、米インディアナ州ラファイエットにある民家で火災が発生したという。
当時、両親は不在で民家には1歳から18歳の子供たち5人がいたというが、たまたま現場を通りがかったピザ宅配員のおかげで全員無事救出されたと大きな話題をよんでいる。
炎に包まれた家の中には5人の子供たちが…
この日、ニコラス・ボスティックさん(25)は運転中に炎に包まれた民家を目撃したという。彼はすぐさま裏口からこの家の中に入り、大声で呼びかけると2階で眠っていた子供たちは目を覚まし緊急事態に気付いたようだ。
この家に住む18歳、13歳、1歳の子供とともに、遊びに来ていた13歳の友人の4人を無事外へ連れ出すことに成功したものの、なかにもうひとり6歳の子供が取り残されていることを知ったニコラスさんは、再び燃える家の中へ入っていった。
Here’s the video to go along with the story. pic.twitter.com/TvZ5wzCg1f
— LafayetteINPolice (@LafayetteINPD) July 15, 2022
そして、警察が駆けつけた時、ニコラスさんは燃えさかる民家の中から窓ガラスを割って6歳の子を抱きかかえて救出しており、その映像が公開されると「ヒーロー以外の言葉がない」と称賛の声が相次いだ。
重症を負うも子供らは全員奇跡的に無傷
ニコラスさんは煙を吸い右腕を切るなど重症を負ってしまったものの、素早い救出作業のおかげで子供たちは奇跡的に無傷だったという。
炎に包まれた家の真っ黒な煙の中でニコラスさんは死を覚悟したというが、それでも無我夢中で子供たちの救助活動にあたったのは、並大抵の人ができることではないだろう。ニコラスさんのおかげで未来ある尊い5人の子供たちの命が救われたことに、世界中から感謝と喜びの声が寄せられている。