99才で大往生を遂げたお祖母ちゃんの最後の望みはこんな前衛的なお墓を建てる事だった!

カルチャー

メキシコで驚きのお墓が披露される!

メキシコ・ベラクルス州東部のミサントラという小さな町で、皆から愛される町の名士だったドニャ・カタさん。彼女は老境に達してから何年にも渡って、家族や町の人々にこう言っていたという。

私が死んだら、墓はペニスで飾ってちょうだいね!!

2021年1月20日に彼女は99才で亡くなったが、家族や町の人々はドニャさんの遺言を尊重した。
長い期間をかけて墓の建立を実行に移しついに先月23日、お披露目となった。

その威容はお墓としては少々型破りすぎるかもしれないが、この墓には彼女の前向きなメッセージが込められているという。

前衛的すぎる墓に込められたメッセージ

「彼女はいつも、私たち家族は“vergas”だと言っていた」

とドニャさんの孫であり、同地域の市長経験者でもあるモタ・リモンさんは語る。

“vergas”とは英語でいうと「penis」や「cock」に近いメキシコのスペイン語スラング。

言い方にもよるが、“verga“はひどい侮辱の意味を持つ。しかし、それが転用されて、何かが「verga」である場合は、すごくクールすごくカッコイイという賛辞にもなるという。

ドニャさんは家族のメンバーを呼ぶときに、誇りを持って名前の前に“vergas”を付けて呼んでいたという。

祖母は家族全員が「誠実さ、勇気、情熱、そして同時に愛と喜び」を備えた不屈の精神を持つことを願って、この言葉を使っていた

とモタさんは語っている。

その心意気を形にしたのが、このお墓だ。

世界的な話題になり、製造業者には問い合わせ殺到

このお墓は7月23日に公開された後、すぐにSNSで世界的な話題となった。このお墓を苦労して形にした製造業者には、問い合わせが多く寄せられ“あんな形やこんな形の墓石を作れないか?”という質問への対応に大わらわだという。

しかし、町の誰もがこのお墓を喜んでいるという訳でもなく、

「町の人の10人中7人位は肯定的に捉えてくれてると思います。ドニャの心意気を尊重してくれてる。
でもやっぱり保守的な人の中には、このお墓をこころよく思ってない人もいますね。」

ともあれ家族一同は、このお墓は祖母から家族全員への永遠のエールだ、と捉えていると言う。

お墓に入ってもなお家族を鼓舞し続けるなんて、最高にカッコイイお祖母ちゃんですね!

参照元:TwitterVICE

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ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

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