【酩酊状態】幻覚作用を引き起こす通称”マッドハニー”を舐め完全にキマってしまった子熊が保護される!

事件

マッドハニーを舐めた子熊の衝撃の姿

今月、あるはちみつを舐めてしまったというヒグマの子供の衝撃的な姿が撮影され話題となっている。

実はそのはちみつ、トルコ語で『デリバル』と呼ばれ、幻覚作用を引き起こすというマッドハニーだったのだ。

ピックアップトラックの荷台で、子熊はだらんを手足を放り出し、少し口を開けた状態でぼかーんとしている様子が捉えられているが、完全にキマってしまっているのがわかる。

マッドハニーの過剰摂取に注意

トルコ農林省によると、イスタンブールの東約130マイル(約209キロ)にあるトルコ北西部のデュズジェ県で、酩酊状態のヒグマの子供が発見されたとの通報があったという。14日に保護されたこのメスの子熊はトラックで獣医ケアセンターに運ばれたが、その後の体調は極めて良好だそうだ。

ヒマラヤ山脈に咲く特定種類のシャクナゲ類の花から作られたこのマッドハニーには苦味があり、過剰摂取すると幻覚や中毒を引き起こす可能性がある。これまでにも世界中で何千という中毒事例が報告されており、今回の事件も特に珍しい出来事ではなかったようだ。

とはいえ、このシャクナゲは黒海の山岳地帯やヒマラヤ山脈の丘陵地帯で養蜂家によって栽培され、これらを手に入れることは至難の業だという。それでも糖尿病、高血圧、胃腸障害、関節炎、喉の痛みなどの症状に効果があるとされており、科学雑誌『RSC Advances』に掲載された2018年のレポートによると、媚薬や勃起不全の治療として使用するする人もおり、希少価値の高いこのマッドハニーは1ポンド約170ドル(約22,800円)ほどで取引され、世界で最も高価な蜂蜜のひとつと言われているようだ。

翌金曜日、この子熊は無事森へと開放されたとのことでなによりだが、以降マッドハニーに手を出さないように気をつけてほしいものですね。

参照元:YouTubeWashingtonpostTwitter

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sugi

海外生活に憧れ日本を飛び出した、考えるのは苦手な即実行型。自称人生経験豊富だがフリスクの開け方をつい最近知った実は箱入りアラフォー娘。

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