ミスコンにスッピンで出場した女子大生
今月22日、英ロンドンで開催されたミス・イングランドの準決勝大会で、ある出場者が審査員らの注目を集め話題をよんでいるという。
その出場者とは大学で政治学を学ぶメリサ・ラウフさん(20)だが、一体何が審査員らを驚かせたのか、コンテストにあらわれたメリサさんの姿をご覧いただこう。
Miss England finalist becomes first in the pageant's history to compete without makeup https://t.co/xFs6HE464Y
— Daily Mail Online (@MailOnline) August 24, 2022
どちらの写真も美しいことに変わりはないが、メリサさんが出場した際の写真は右側である。
そう、出場者らは全員自分を美しくみせるために上手に化粧をしてコンテストに臨んだのだが、そのなかでメリサさんはただ1人スッピンで出場したというのだ。
素顔での出場は94年の歴史上初
同コンテストには94年の歴史があるものの、出場者がスッピンであらわれたのは史上初の出来事だという。ありのままの姿でステージに上がり、審査員らの度肝を抜いたメリサさんだが、無事決勝への進出を決めたそうだ。
スッピンでコンテストに臨むことは容易いことではありませんでした。若い世代の女の子たちは知らないうちにみんな化粧をしないといけないというプレッシャーにかられています。今メンタルヘルスが大きな問題になっていますが、すべての女の子たちが快適に過ごせるように美の基準というものを取り除きたいと考えています。彼女たちはそれぞれの方法で個々が美しいのですから。
メディアに対しこう話すメリサさんには、ソーシャルメディアに固執するこの時代に内面の美しさを見せてくれたと称賛の声が殺到しているようだ。
10月17日に開催予定のミス・イングランドの決勝大会では40名の候補者らと競うことになるというが、そこでもメリサさんは素顔のままで出場する意向だという。
同大会の主催者のひとりであるアンジー・ビーズリーさんは「出場者の分厚い化粧やフィラーには衝撃を受けることもあります。準決勝にスッピンで臨む出場者を見たのはこれが初めてですが、彼女は他の女性らにも力を与えたはずです。自然な美しさを引き立てるメイクには賛成ですが若者が分厚い化粧をする必要はありません。2022年のミス・イングランドでメリサの幸運を祈っています。」と話しており、メリサさんの勇気が時代を変えるかもしれない決勝大会にはさらなる注目が集まりそうだ。