腎臓を売ってiphone14をゲット!?
今月、ラオスにある美容クリニック『Dr. Nith Beauty Center』がFacebookに投稿した1枚の写真が物議を醸し、特に隣国タイで大炎上しているという。
一体なぜなのか、問題となっているその写真をご覧いただきたい。
Thai Red Cross urges people not to sell kidneys to buy new iPhone 14 https://t.co/JJjqn4UNBl pic.twitter.com/moG5whGaBo
— Mothership.sg (@MothershipSG) September 16, 2022
腹部に血のついたガーゼを貼っている男女だが、痛々しいその傷とは裏腹に笑顔をみせている。そして、注目していただきたいのが、販売開始されたばかりのiphone14を手にしているということだ。
これが、まるでiphone14を購入するために腎臓を売ったのではないかと解釈されてしまったのだ。
誤解を生むような広告写真に批判殺到
腎臓を売ればiphone14が購入できることを誇張するような宣伝投稿に、多くの人が困惑し、また批判の声が寄せられたのは言うまでもない。
今回の件に関して、同クリニックは単なる冗談だとコメントしているものの、タイ赤十字社の臓器提供センターの専務理事であるソフォン・メクソン氏は、この写真は非倫理的で不適切なものであると激しく非難した。そして、タイでは臓器取引は違法であると国民らに警告するという異例の事態となったのである。
現在、タイでは約200万人が死後の臓器提供者として登録しているものの、ドナー不足は深刻で今も約6,000人が移植を待っているという。そのような背景があるなかで、誤解を生むようなこの広告写真をスルーするわけにはいかなかったのだろう。
参照元:Twitter、mothership