橋の上に置かれていたおもちゃのトラック
英スタッフォードにある高速道路M6。そこへ架かる橋の上から、道行く郵便トラックに嬉しそうに手を振る親子の姿があった。
この橋の上から頻繁に郵便トラックを眺めていたのは、ダレン・チェスターズさんとその息子アレックスさん(27)である。ダレンさんは、週に2、3回ほど四肢麻痺の脳性麻痺を患っているアレックスさんを連れてきては橋の上から一緒に郵便トラックに手を振っていたといい、その光景はすっかり馴染みのものとなっていたのだろう。ドライバーたちもそれに対して、クラクションを鳴らしたりライトを点滅させたりして応えてくれていた。
そんなある日、いつものように橋へ行くと、こんなものが置かれていたという。
'We sometimes take Alex to wave at the traffic on an M6 bridge, some wave back or beep their horns, he gets very excited, we went today and found this, amazing, we'd love to know who the kind and generous driver is from Royal Mail!' ❤️
– Darren James on Facebook pic.twitter.com/pyfJUaKa5K
— LADbible (@ladbible) September 20, 2022
それは、おもちゃのトラックである。そして、そこにはこんなメッセージが書かれていた。
私はロイヤルメールのドライバーで君と君のお父さんを定期的に見かけるよ。きっと君にも自分のトラックがあるといいと思ってね。良い1日を!
なんと、イギリス郵便企業であるロイヤルメールの運転手が、頻繁に手を振ってくれるアレックスさんのためにおもちゃのトラックをプレゼントしてくれたのだ。
ロイヤルメールのドライバーの心温まる行動
この粋な計らいに感激したアレックスさんとその家族は、そのドライバーと直接会って握手がしたいと考えた。そこで、この出来事をアレックスさんの弟ウィルさんがFacebookに投稿すると、瞬く間に拡散され、当然ながらロイヤルメールへも伝わったようだ。
今回の件についてロイヤルメールの広報担当者はこうコメントしている。
同僚のひとりによる心温まる親切な行動を嬉しく思います。現在アレックスさんの家族と連絡を取り、近いうちにアレックスさんがロイヤルメールを訪れトラックを近くで見てもらえる機会を設けようと考えています。
アレックスさんが大好きな郵便トラックを前に、喜ぶ姿が目に浮かぶようですね。