タイのある起業家が裸のセクシー美女達と一緒に『船釣りツアー』をするという独創的な(?)ビジネスアイディアを発表し、話題を呼んでいる。そのプロモーションがいくつかのPR写真を添えてFacebookに共に投稿されるや否や、タイ国内で話題となり物議を醸しているようだ。
タイ王国の中部チョンブリ。ここに住むタイ人起業家は時に退屈な事もある船釣りに刺激を加え、競合他社に差をつける新手法を思いついた。彼はその企画を練り上げ10月18日、満を持してFacebookでプロモーションを敢行した。
“イカ釣り”と”乳しぼり”と”貝殻”を楽しむ4時間。お一人様たったの3,000バーツ(約11,600円)。刺身とドリンクが付いています。 “
という文章を添えて・・。
そのPR写真は、船釣り用のボートに乗って釣りをする2人の男性の隣で全裸の女性2人が両足を広げてカメラに向かってポーズを取っているもの。数枚の一連のPR写真は、かなり過激なものだ。人々の注目を引くための方法としては効果的だが・・。
・・しかし、この大胆なマーケティング手法はタイの人たちには受け入れらなかった。多くの人たちが「観光地の評判を落としている」「合法的なビジネスに悪影響だ」と非難しているようだ。
「なぜ、あなたのビジネスはそんなにクリエイティブなのか?あなたが誰なのか知りませんが、私の故郷でこのようなビジネスをするのはやめてください!!」と、チョンブリのバンサライ小区の前市長であるタム・チャイワット・イナノン氏は自身のFacebookページに書き込んでいる。
このニュースはソーシャルメディアを通じて瞬く間に広まり、やがてタイ国内のニュースメディアにも取り上げられるようになった。
その結果、この写真でヌードを披露した女性2人の居場所が当局によって突き止められる事となってしまった。この2人の女性は、今回のプロモーションに参加したことは認めたものの実際のツアーへの問い合わせはなく、ツアーは実施される事はなかった、と話しているようである。
タイの日刊新聞『Thai Post』によると、この女性達は公然わいせつ罪などで訴えられる可能性があるという。
発想は悪くはないが、アプローチが過激に過ぎたというところだろうか。また本当に当局が探すべきは女性よりも、主催者の起業家であると思うのだが・・。続報を待ちたい。