鼻の整形手術後に死亡した女子大生
コロンビアで心理学を専攻していた大学生のカレンさん(21)が、鼻の整形手術を受けたあとに死亡するという衝撃的なニュースが報じられた。
手術後に帰宅したカレンさんは、突然意識を失って倒れ、病院に搬送されたという。医師は蘇生を試みたものの、カレンさんは6回の心停止の後に亡くなってしまったのである。
カレンさんの兄によると、生前の彼女の健康状態には何ら問題はなかったそうが、一体何が起きたというのだろうか。
'After six cardiac arrests she passed away'https://t.co/BwyQlYiE24
— Daily Star (@dailystar) February 2, 2023
実は、その後の検査の結果で、カレンさんの肺、食道、気管に相当量の血液が溜まっていたことがわかったのだ。
米国形成外科学会によると、2020年に行われた美容整形手術の中で最も人気があったのは鼻の整形だったというが、近年では10分ほどで処置が終わる安価な手術に目を向ける人が増え、多くの医療事故が報告されるようになった。
今回の件に関してはまだ調査中のようだが、健康だったカレンさんの突然の死には医療ミスが疑われているという。
従来の外科的鼻形成術は高額な費用がかかるだけでなく、術後の合併症の危険性や経過観察のために数日間入院するというものが一般的であった。呼吸をしやすくするために受ける人もいるが、美容目的の人が大半だという鼻の整形手術。しかし、そこには呼吸困難や嗅覚の変化、重度の鼻血や感染症など多くの健康上のリスクがあり、施術前には起こりうるすべての合併症について相談するべきだと注意が呼びかけられている。