3月22日、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）日本代表「侍ジャパン」はアメリカ代表に3―2で勝利し、2009年の第2回大会以来となる3大会ぶり3度目の優勝を達成した。今大会MVPの大谷翔平選手が試合直後、アメリカのメディア「FOX Sports」のインタビューに応じた映像が早速Twitterで公開され、話題を呼んでいる。

大谷選手に対してこの“珍質問”を投げたのは元メジャーリーガーでアメリカ野球殿堂入りをしているデービッド・オルティス氏。
オルティス氏は「真剣な質問なんだけどね・・」と前置きした上で、『どこの惑星から来たの？』と大谷選手に質問した。(動画の4分11秒あたり)

2023 WBC MVP Shohei Ohtani sits down to talk about striking out Mike Trout and winning the 2023 World Baseball Classic.@kevinburkhardt | @AROD | @davidortiz pic.twitter.com/aw1qQ2htIP

— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) March 22, 2023

これには大谷選手も思わず笑みをこぼす。この質問には、脇に控えるもう一人のレジェンドで現在は解説者のアレックス・ロドリゲス氏も大爆笑である。
この少々“おふざけ”の質問に対しての大谷選手の回答は実に誠実なものだった。

「僕はほんとにこう、日本の田舎というか、本当にあまりチームも少ないようなところで野球をやっていた。」

と生真面目に回答。そして、

「日本の人たちからしても、“頑張ればこういうところでできるんだ”っていうのは本当に良かったんじゃないのかなと思います」

と付け加えた。その後、憧れのメジャーリーガーについて語り、両脇の二人のレジェンド(と球場に来ていたケン・グリフィー・ジュニア)の名前を挙げた上で、

「今、こんなすごい人達にインタビューを受けている事が信じられない感覚でもある。もっともっと自分もそういう(偉大なレジェンド達のような)立場になれるよう頑張ってゆきたい」

とインタビューを締めくる回答をした。

この回答には、両脇のアレックス・ロドリゲス氏もデービッド・オルティス氏も満面の笑顔、まさに“メロメロ”といった風情である。最高の回答だよ！とばかりに両氏とも大谷選手をハグしたところでインタビューは終わる。

Twitterのコメントには、
「なんて平和なインタビュー」「とてもスマートでクールで、素晴らしい考えと答えだ！」「なんて素敵なインタビューなんでしょう。アメリカも素晴らしいチームでしたね！チームジャパンの皆さん、おめでとうございます！」「最後ロドリゲスもオルティスも褒められて超ご機嫌だね！」「大谷には“カワイイ”MVPもあげたい」と絶賛のコメントが並ぶ。

確かに、ここまで幸せな空気にあふれたインタビューは近年稀である。ちょっと落ち込んだ時などに見返すと前向きな気持ちにさえなれそうだ。
なにはともあれ、大谷翔平選手と日本代表「侍ジャパン」、世界一おめでとう！

参照元：Twitter