14歳少女が母親殺害を依頼
先月、ロシアのモスクワ近郊で女性の遺体が発見された。殴られ絞殺された後にビニールに包まれゴミ箱に捨てられていたのは、不動産業者で勤務するシングルマザー、アナスタシア・ミロスカヤさん(38)だと判明したが、驚くことにこの殺人事件にはアナスタシアさんの14歳になる娘が関与していたというのだ。
A 14-year-old schoolgirl has been arrested in Russia after allegedly hiring hitmen to kill her mother.https://t.co/9fD0IZmPZa
— Daily Star (@dailystar) April 2, 2023
ロシア警察によると、娘は15歳の少年と交際をしており、少女宅で一緒に生活をしていたという。しかし、少年が娘に悪影響を及ぼしていると考えたアナスタシアさんは、少年に家を出ていくように命じた。
すると、交際に反対された2人は、他の10代の2人に3650ポンド(約60万円)を支払い、アナスタシアさんの殺害を依頼したというのである。
彼氏との交際を反対され共謀
殺害から二日後、ゴミ箱に捨てられていたアナスタシアさんの遺体が清掃員によって発見され、事件が発覚した。10代の容疑者は全員14歳から17歳で、殺人または殺人謀議で起訴されたというが、娘と少年も殺害時には立ち会っていたと告発されている。
その後の調べで、娘と少年は、アナスタシアさんが残した貯金30,000ポンド(約490万円)で生活するつもりだったと話していることも明らかとなった。
娘の友人によると「彼女は自分の母親は自分のことを愛してくれる良い人なのに、母親のことを憎んでいる」と話していたといい、また、娘の祖母は「複雑な家庭出身の少年から悪影響を及ぼされた」と語る。アナスタシアさんもそんな娘の今後を心配し、生活を向上させようと努力していた矢先に悲劇に見舞われてしまったが、母親の思いはどうやら娘には届かなかったようだ。
青少年が直面する刑は最高で10年だというが、娘は今何を思っているのだろうか。
参照元:Twitter、News.com.au