男性4人が10代の若者の前で全裸に！
イギリスの公共テレビ局『チャンネル4』は、若者やマイノリティ、知識層などを視聴対象とする番組編成で知られるが、現在放送中の”Naked Education”が物議を醸しているようだ。
今回放送されたのは、体格や年齢、人種の異なる男性4人が、10代の若者の前で全裸になるという衝撃的な内容である。
Dr Alex George and Yinka Bokinni explain male anatomy to the kids#Channel4 #NakedEducationhttps://t.co/kWI7fVEshf
— Daily Star (@dailystar) April 11, 2023
その目的は、ボディポジティブを促進し、人間の体が実際にどのように見えるか、そして、体が全く正常でありながらも異なる姿に見えることがあるということを教育するというものだ。個々の体の違いを受け入れ、服を脱いだときのありのままの姿を正常化することを推奨しようというものだが、そのために4人の男性は性器をあらわにし、リアルなサイズを披露した。
ボディポジティブを促すも否定的な声が多数
今回参加した少年は、友人との会話の中でペニスサイズの話題になると自慢話となり、ある種の競争になると認め、また、平均的なペニスサイズはどのくらいだと思うかという質問には5インチ（約13センチ）くらいだと答えた。これに対し、アレックス・ジョージ博士は英国の平均的なペニスの大きさは弛緩時で約3インチ（約8センチ）であると説明し、1日に最大11回、夜間に4回の勃起があるのが普通だと伝えている。
また、16歳の少女は「全裸の男性を見たのははじめて」だと話し、14歳の少女は直視することはできず目を背けたということだ。
このシリーズには当然ながら賛否の意見が上がっており、「ボディイメージや何が普通なのかを話し合ううえで重要」「現代の子供たちにとって学校の性教育でアクセスできないものはない」と擁護する声がある一方で、「行き過ぎた教育」「今すぐにこの番組をやめるべき」「未成年の子供の前で大人が裸体を見せるのは正しいことなのか」「この番組に携わっている大人は逮捕されるべきだ」などと、圧倒的に否定的な声が多い。前回の放送でも、男性と女性、そしてトランスジェンダーがそれぞれ若者の前で全裸となり波紋を呼んでいたようだが、以前からデンマークやオランダなどでもこのようなリアル性教育は話題となっており、水面下で広がりを見せつつあるようだ。
