わずかな差でアメリカが敗戦
今月6日、オーストラリア・メルボルンで開催されたサッカー女子W杯で衝撃的な結末を迎えたのは、世界ランク1位のアメリカと世界ランク3位のスウェーデンの一戦である。
両チームは激戦を繰り広げ、互いに得点を許すことなく0対0のまま延長戦に突入。しかし、延長戦でもゴールを決めることはできず、試合はPK戦にもつれ込んだ。
PK戦は途中までアメリカ優位で5人目の選手がゴールを決めることができれば勝利するはずだったが、ゴール上に外してしまい再び同点に。
𝐕𝐀𝐑 𝐃𝐑𝐀𝐌𝐀 😲
The moment referee Stéphanie Frappart tells Lina Hurtig that her goal has gone over the line meaning that Sweden dumps out defending champions USA 5-4 on penalties! #FIFAWWC #beINWWC23 #beINSPIRED pic.twitter.com/T915Ls7KCO
— beIN SPORTS (@beINSPORTS_EN) August 6, 2023
そして、アメリカの7人目の選手が失敗した後に、今度はスウェーデンの選手が決めることができれば勝利という場面で、目視では判定できない『差』が勝敗を決めることとなった。
Alyssa Naeher nearly kept it out 🧤 pic.twitter.com/DjpatlgCKD
— FOX Soccer (@FOXSoccer) August 6, 2023
アメリカのGKアリッサ・ネイハーがなんとかセーブしたように見えた7人目のシュートだが、その後、VAR判定によりスウェーデンのゴールが認められたのである。
何度画像を見返しても素人には判断できないほどの「わずかな差」が勝敗を決めたわけだが、両チームともに見事な試合を繰り広げたことは紛れもない事実だろう。準々決勝進出を決めたスウェーデンは、11日の日本時間午後4時30分からの準々決勝で日本代表「なでしこジャパン」と対戦するが、世界ランク1位のアメリカを下したスウェーデンを相手にどのような戦いを繰り広げるのか楽しみですね。