理髪店とは無縁の男らが続々と中へ…
このほど、イタリア警察はジェノバで理髪店を経営する男を麻薬取引の容疑で逮捕した。
カラビニエリ(イタリア警察)は、以前よりフォーチェ地区で麻薬取引が行われているという情報を得ていたものの、これまでに有力な手がかりはなかったという。そこで、フォルテ・サン・ジュリアーノ署の協力を得て監視チームを設置したところ、55歳の男が経営する小さな理髪店でこんな”異様な光景”を目にしたのである。
それは、ハゲでヒゲのない男たちが続々と理髪店へと入っていくというものだ。
Unusual Number of Bald, Beardless Men Going into #Barbershop Leads to Drug Bust https://t.co/T2E4cgzOqQ
— International Barber Association (@BarberNews) December 12, 2023
男らは年齢も様々で、それぞれ違った人生を歩んできたように見えたが、共通していたのは散髪もヒゲ剃りも必要ではなさそうだったことである。それにもかかわらず理髪店に集まる理由とは…、そう、ここで麻薬取引がおこなわれていたのだ。
まず、カラビニエリが55歳の男の家に踏み込むと、そこでは数グラムのハシシが発見され、次に彼の理髪店に踏み込んだところ、中二階に隠されていた100グラムのコカイン、4つの精密はかり、麻薬包装の材料などが発見された。麻薬密売人とされるこの男は、現在マラッシ刑務所に連行され判決を待っているというが、まさかハゲた男たちと理髪店との接点のなさから事件が発覚するとは思いもよらなかったことだろう。
参照元:Oddity Central、X