サンタが24階から転落し命を落とす
ちびっ子たちの元へプレゼントを届けてくれるはずだったサンタクロースに予期せぬ事故が起きてしまったという。
ロシアのチェリャビンスクにある高層ビルの側面からロープをつたって降りてきていたのは、赤い衣服を身にまとったサンタクロースに扮した男性だ。地上ではその様子を住民らが見守り、そのなかにはこの男性の妻と子供もいたという。しかし、ビルの24階からサンタクロースは地上に落下し命を落としてしまったのである。
Red-robed Russian ‘Santa Claus’ plunges to death in botched stunt as wife and kids look on https://t.co/zqXYiImQDu pic.twitter.com/KZivC2Nn1Z
— New York Post (@nypost) December 22, 2023
目撃者らはこの一連の流れを演出だと思っており、落下したのはダミーで本物のサンタが子供たちの目の前に登場するものだと考えていたようだが、これが事故だとわかると現場はパニックに包まれた。
被害者は経験豊富なクライマーで、ビルの管理会社がこのイベントを企画したという。一部報道によると、男性は手を滑らせてしまった際に使うべき安全ロープを誤ってしまったようだが、ロシア当局は今なお調査中で、安全違反を指摘する可能性があるとみている。
ロシア語ではデド・モロズと呼ばれ、ロシア版サンタクロースのフロスト神父は、スラブ諸国で人気のある伝統的なクリスマスのキャラクターである。行儀の良い子供たちにプレゼントを届けるはずだったが、想定外の事故が起きてしまい多くの人の心のケアが必要とされることだろう。そして、何より、子供たちを喜ばるために一役買った被害者男性のご冥福を祈りたい。
参照元:X、New York Post