「世界で最も奇妙な髪形」の政治家
ドナルド・トランプ、ボリス・ジョンソン、そして金 正恩・・。
世界の名だたる政治家たちは、なぜか個性的な髪型をしている場合が多い。そして、最近ついに『世界で最も奇妙』な政治的ヘアカットをもつ男が北ヨーロッパ・エストニア共和国に現れ話題となっているのでご紹介したい。
その男とは、エストニアの民族主義政党『EKRE』のメンバーで、2020年から2021年にかけて同国の環境大臣を務めたレイン・エプラー氏である。
Estonia: Rain Epler, former government minister from the nationalist party EKRE, has been elected to parliament.
Epler is noted for his, uh… haircut pic.twitter.com/Kn2Xc7m9dk
— Populism Updates (@PopulismUpdates) March 6, 2023
エストニアの極右政治の著名な人物である同氏は、母国で外国人排斥と人種差別を助長したとして非難を受けていて、彼のもつ政治理念は同国の少なくない人の間で懸念の原因となっているという。
しかし、エストニア以外の国の人々にとって注目を集めているのは彼の髪型である。髪は美しく整えられていて、決して不摂生や無精によるものではない。彼の髪型は意図的なものなのである。
"Estonia: Rain Epler, government minister from the nationalist party EKRE"
His hair is beautiful lol pic.twitter.com/WrlgWR6jop
— ChudsOfTikTok 🐀 (@ChudsOfTikTok) January 25, 2024
カリスマの源は『髪型』?
ドイツの経済、社会、政治学者であるマックス・ウェーバー(1864~1920)は“政治家に必要な資質”について、こう述べている。
「政治家にとっては、情熱、責任感、判断力の三つの資質が特に重要であるといえよう」
(『職業としての政治』より)
・・現代の政治家たちがこの三つの資質を持ち合わせているかどうか、については色々な見方があろう。しかし、ウェーバーが活躍した1900年代初頭と現代の大きな違いはやはり”メディア”の存在である。上の資質に加えて、『見た目』が非常に重要になってきている事は論じるまでもないだろう。
Estonian far-right politician Rain Epler's hair evolution from a carefree mop to whatever this look is has the internet buzzing. Are bad haircuts a political statement from the right or just bad hair days gone viral? pic.twitter.com/NaAP84NK8N
— NIGHT OWL NEWS – LIVE BREAKING NEWS 📰 (@NOWLTV) January 23, 2024
ちなみに、上の画像はXに投稿されたエプラー氏の進化前後を比較した写真である。氏は以前はこんなボサボサのモップヘアーであったのだが、明らかに現在の姿のほうがカリスマ性をまとっているように思えるが如何だろうか?
奇妙な髪型によりカリスマ性をまとい、混迷を極める世界の政治を戦う政治家たち。政治理念はもちろん、その髪型にも今後着目してゆきたい。
エプラー氏の今後に注目するとともに、彼を超える「奇妙な髪形」の政治家をご存じな方は是非ご一報頂きたい。