ゴール直前で失速し優勝を譲ったか!?
今月14日、中国で開催された北京ハーフマラソンで、何傑(25)が1時間3分44秒というタイムで優勝を飾ったが、ゴールの瞬間の映像がソーシャルメディア上で拡散されると、彼の優勝は疑問視されることとなってしまった。
このレースで何傑とずっと一緒に走っていたのは、ケニア出身のロバート・キーターとウィリアム・ムナンガト、そして、エチオピア出身のデジェネ・ハイルだったが、ゴール直前で3選手が突然失速したのである。その間に全力でゴールテープを切った何傑だが、映像を確認するとムナンガトが二人に後ろに下がるよう合図を送っているかの様子も映っており、まるで何傑に優勝を譲ったかのように見えるのだ。
結局、何傑は3選手に1秒差をつけて優勝したわけだが、八百長疑惑が出てしまったことで、大会主催者は調査を開始したという。
キーターにいたっては、5キロにおける世界記録保持者だったこともあり、そんな有力選手がゴール直前で失速するという不審な点があれば怪しまれるのは当然のことだろう。今の時代、スポーツの試合においてもビデオ判定が多く活用されているが、今大会に至っては機械ではなく世間の目すら欺くことができなかったようだ。
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