男性客が女性バリスタに威圧行為か!?
6月11日、米シアトルにあるコーヒースタンド『テイスト・オブ・ヘブン・エスプレッソ』にやってきた男性客がコーヒーの値段に腹を立て、接客していたオーナーのエマ・リーさんに対して飲み物を投げつけるという事件が発生した。
だが、それに対してリーさんも黙ってはいなかった。すぐさまハンマーを持ち出し、再び車に乗り込もうとする客をよそに、フロントガラスを叩き割ったのである。
リーさんは当時の様子についてこう語っている。
女性は自分の身に危険が迫ったとき、泣く以外の方法で対応することが許されています。客が車から降りてきて文句を言ったり脅したりする行為は乱暴で不適切です。
リーさんによると、男性客はリピーターであるにもかかわらずコーヒーの値段に腹を立てていたという。彼女がSNSに投稿した動画はほんの一部だといい、言い争いは15分ほど続いたということだ。動画は広く共有され、賛否はあるものの、多くの人はハンマーでフロントガラスにヒビをいれた彼女の行動を支持するとコメントしている。
事件後、リーさんは警察に通報し動画の一部始終を証拠資料として提出したという。シアトル警察によると、この男性客は第4級暴行罪に問われる可能性があるとのことだ。リーさんによると、スタンドにやってくる男性の大半は親切で尊敬できるといい、事件後は女性客も増え、応援の声がたくさん届いているという。この仕事自体はとても気に入っているようだが、このようなカスハラは日本のみならず世界中で問題となりつつあるのかもしれない。