男が襲った少女はブラジリアン柔術の経験者
5月上旬、米カリフォルニア州カーメル・バイ・ザ・シーで学校帰りの13歳の少女が突然男に襲われかける事件が起きた。男は少女の顔を殴ろうと踏み出したというが、なんと、少女は男を殴ってヘッドロックをかけ、数回膝蹴りをすると回転させて地面へと投げつけたのである。その際に男は足首を骨折したというが、想定外の少女の強さに驚いたのか、慌ててその場から逃走した。
13-year-old California girl fights off attacker using jiu-jitsu https://t.co/VZqm28q3yh pic.twitter.com/7d7BQRr8Lz
— ABC7 News (@abc7newsbayarea) May 25, 2025
実はこの少女、ブラジリアン柔術の経験者だったのだ。
『カーメル・ユース・センター』でマイケル・ブラックバーン師範のもと約3年ほど柔術を学んでいる少女は、男に襲われかけた際にクラスで学んだことを実践したという。ブラックバーン師範は教え子がこのような状況におかれたことは心が痛むが、彼女が自分の身を守る術を知っていたことに感謝していると話している。
少女はこの事件の後、無事自宅に帰ることができたものの、逃走した男はまだ見つかっていない。そのため、当局は少女の身元を匿名にするように求めるとともに、犯人の似顔絵を公開して情報を呼びかけている。
少女は自分の体験談を通して、より多くの若い女性たちが自分の身を守るために護身術を学ぶことを勧めたいと話しているとのことだ。