飲み込んだ魚の骨が皮膚を突き破る
魚を食べていたら骨を飲み込んでしまった、なんて経験は誰しもあることだろう。しかし、誤って飲み込んだ魚の骨をそのまま放置していたタイ人女性は、その後とんでもない事態に陥ってしまった。
6月17日、Facebookユーザーの男性が投稿した妻の首を写したとみられる写真が世間に衝撃を与えた。それは、妻の首を貫通した”魚の骨”だというのだ。
A woman suffered a severe and highly unusual injury when a fishbone lodged in her throat eventually emerged through the side of her neck before it was surgically removed.
Listen to the story or get the full story in the 1st comment. pic.twitter.com/Wi2CcrNWJg
— Bangkok Post (@BangkokPostNews) June 18, 2025
男性によると、妻は魚のスープを飲んでいた際に誤って骨を飲み込んでしまったという。首に激痛が走り、米やパンの耳を食べるなど、いわゆる民間療法で骨を取り除こうとしたが効果はなく、病院に行ってもレントゲン検査で異物は発見されなかった。男性も妻も魚の骨は取れたのだと思い込み、妻も次第に喉の違和感に慣れていったのだが、その2週間後、妻は首の腫れに気付き、甲状腺の病気を疑って再び病院へ行った。だが、そこでもレントゲンで異常は見つからず、妻は薬と鎮痛剤を処方されて帰されたという。
その後、妻は自宅で処方された痛み止めのパッチを首に貼るため痛む部分をさすったところ、とがった針のようなものが皮膚の下から圧迫しているのに気付いた。そして、その部分を少し押さえると、なんと白い針のようなものが皮膚を貫通したのだ。そう、それは誤って飲み込んだ魚の骨だったのである。
夫妻はショックを受け、三度目となる病院を訪れた。そして、医師は妻の首から2センチほどの魚の骨を無事取り除くことに成功したという。手術を担当した医師は、今回のような骨が人間の首の内側から貫通するというケースは今までに見たことがないと話しているが、男性は魚を食べる際には骨をきちんと確認するよう注意喚起として妻の写真を投稿したと語る。日本でも同様に魚を食べる機会は多いため、今回のニュースは他人事ではないだろう。
参照元:X、Oddity Central