騒音に悩まされ結局引っ越しする羽目に…
今年はじめ、中国で高速道路建設に伴った立ち退きに応じなかった高齢男性の自宅がポツンと取り残されたまま高速道路の建設が進められたというニュースが報じられた。
その結果、工事中は毎日埃や騒音、振動などに悩まされ、今春には高速道路が開通。自宅は高速道路に囲まれてしまい日々の生活に支障をきたしてしまうこととなった。観光地化してしまった自宅には多くの観光客が押し寄せ、防音対策も一切されていなかったため大型トラックなどによる騒音が響くなか、懸命に耐えていたようだがこのほど異変があったという。
なんと、一家が引っ越していたというのである。
いつ頃引っ越ししたのかは不明だが、窓の破損や雑草が生い茂っていることに気付いた人が異変に気付いたようだ。その後、地元メディアから取材を受けたこの家の所有者は、家族が騒音と不安を回避するためにその不動産を放棄したことを明らかにした。
彼らは近くの町で家を借りることを選択し、高速道路の真ん中に取り残された家の今後については言及しなかったという。仮に、今後この家が取り壊されたとしても、当初の立ち退き時に提示された補償金18万ポンド(約3,436万円)のほんの一部しか受け取ることができないといい、悔やんでも悔やみきれないことだろう。
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