隣人の庭に猫が侵入し飼い主に罰金
このほど、ル・パリジャン紙が報じたところによると、南仏に住む女性の飼い猫が繰り返し隣人の庭に侵入し損害を与えたとして告発され、その結果、1,250ユーロ(約22万円)の罰金が科せられたという。
French woman fined €1,250 after cat keeps visiting neighbour's garden https://t.co/lchOiemWJ8
— The Brussels Times (@BrusselsTimes) October 31, 2025
この件において、裁判所はオレンジ色の猫レミの飼い主が迷惑行為の責任を追う必要があると裁定し、さらに判決では、以後、レミが不法侵入をするたびに30ユーロ(約5,300円)の罰金の支払いを飼い主に命じた。
隣人はレミが濡れた漆喰に肉球の跡をつけ、羽毛布団に排尿したり庭で排便したと主張したという。一方で、飼い主の女性は、レミに似たような他の猫が近隣を徘徊していることを指摘し、レミがこれらの損害を与えたという明確な証拠はないと主張している。
判決以降、飼い主の女性はレミを屋内に閉じ込めざるを得なくなったという。そのため、レミは体重が増え、攻撃的になり、まるで自宅軟禁を言い渡されたようだと彼女はル・パリジャン紙に語った。
フランスの動物保護団体SPAは、今回のケースが危険な前例となる恐れがあると指摘する。サンチェス代表は「これが判例となれば、猫の引き取りに躊躇するようになるかもしれない」と警告した。裁判は12月に再開され、裁判官が追加罰金の必要性を判断するというが、ある住民はこの状況を「荒唐無稽だ」と表現し、ある住民は「明日には誰にでも起こり得ることだ」と語っている。
参照元:X、The Brussels Times








